鯵(アジ)いろいろ

相模湾を代表する魚といえば、
鯵にもいろいろな種類があることをご存知ですか?
代表的なものが真アジですが、
更にプロは真アジを3つの種類に分けて呼ぶことがあります。
背中の青い、通称“青アジ”。生きている時は背中はグレーなのですが。
脂の無いさっぱりした美味しさが特徴です。これがいわゆる普通の真アジです。

次に回遊性で、40センチ以上になる背中の黒い物を、”背黒”(せぐろ)と呼びます。
時期によっては脂がのります。

そして最後に
鰤みたいに、黄色い線が体の横に有る、“黄アジ”です。
回遊せずに近場で育ったこの鯵は、大きくないですが
真アジのなかでも脂の乗り、身質の細かさも抜群です。
それが、地付きの”黄アジ”。値段も一番高いですね。

このほか、
ムロアジという種類の青アジ系。(真アジとは別の種類です)
脂の無い血合いの多い種類で、生で食べると真アジとは明らかに違いがあります。
尾っぽが赤いのは、「尾赤(おあか)アジ」、ムロアジの仲間です。
真アジと色合いは似ているけれど、ぎょろっとした目が特徴の「目アジ」など、
みんな「鯵」として売られているので、お買い物の時にぜひチェックしてみてください。

それぞれ美味しさは異なりますから、自分の好みに合った鯵を探すなんて言うのも、
面白いかも知れませんね。

私のお勧めは断然“黄アジ”、スーパーや魚屋さんで
購入する時は体の横の黄色い線を目印にしてください!