貝の美味しい季節に成って参りました。 鮨ネタには成らないと思われがちなあさりですが、 しっかりと鮨ネタに成るんですよ? 昔は美味しかったのに、最近美味しいあさりを食べていないなと思われてる貴女。 昔の記憶に有るあの濃いあさりの出汁にひかれる貴方、大粒の本物をうまけりゃでどうぞ。 そういえば、このあさり、うまけりゃいい屋でも鮨ネタに使うだけではないような気がします。 美味しいあさりでボンゴレびあんこ・・・ |
江戸前の仕事と言えばこの季節欠かせないのはやはり、”煮蛤(にはま)”ではないでしょうか。 今は作るお店が減りましたね。 どうだ!と、言わんばかりの大きさの蛤。美しいですねぇ。 うまけりゃでは、蛤の煮汁も一緒にお出ししております。 『この出汁だけで良いよ!!!』なんて言って頂けると、料理人冥利に尽きますね。 |
みなさん、桜鯛・・・・って聞いたことあると思います。 桜鯛と言うのは、料理の世界では真鯛のことです。 春の桜の季節は桜鯛。秋の紅葉の季節は紅葉鯛(もみじダイ)。 食文化を誇る日本らしい呼び名ですよね。 この桜鯛を、塩で締めてお酢をくぐらせ、うまけりゃでは熊笹で一晩寝かして仕上げると、 ”春子(かすご)”と言う、春を代表するネタに成ります。 口の中で春を感じる。そんなネタです。 江戸前の仕事、この季節に味わってみませんか? ※なお、桜鯛という名前の尻尾のひょろっとした赤い魚が居ますので、ご注意を。 勘違いして、はなだいや、ちだいで、誤魔化されないように。 料理の世界では、春の真鯛を桜鯛と呼ぶのです。 |
奔り(はしり)、盛り(さかり)、名残り(なごり) それぞれの粋、それぞれの風味を堪能してください。
お料理から季節を知る、日本ならではの贅沢を感じていただければ幸いです。
今回は、3月中旬の旬素材を3点ご紹介します。