鰍(いなだ)です。 昨年末に、「うまけりゃいい屋」のホームページで告知があった『江戸前ばら鮨』です。 今回は、『江戸前ばら鮨』の、完成までの工程を写真に収めることができましたので、今年の年末のご参考に……。 シャリ 海苔 干瓢(かんぴょう)
こちら、二人前の大きさです。 まず、酢飯の上に、干瓢と海苔が載せられます。 鯛のおぼろ 煮穴子 酢蓮
次に、鯛のおぼろを全体に敷き詰め、煮穴子と酢蓮が載せられます。 こちらは、四人前の大きさですね。 三つのばら鮨が、一度に作られていきます。 数の子 煮詰め
続いて、数の子が載せられ、煮穴子に煮詰めが塗られます。 こちらは、三人前です。 二人前の大きさの箱の中に、ぎっしりと詰められていきます。 小鰭 酢締め
そして、小鰭の酢締めが載せられます。 車海老 黄身酢和え
さらに、車海老の黄身酢和えが載せられます。 三人前なので、六つ載ります。 黄色が鮮やかですね。 鮪 赤身ヅケ
さらにさらに、鮪の赤身のヅケが載せられます。 もう、下の酢飯が、ほとんど見えません……。 いくら ヅケ
そして、とどめとばかりに、いくらのヅケが満遍なく散りばめられます。 三つ葉
赤の後は、緑です。 中央に三つ葉を盛って、赤、黄、緑と鮮やかな三色の彩りになります。 涙 (山葵)
仕上げは、涙です。 端っこに、小盛りで載せられます。 気付かずに端っこから食べると、涙がちょちょぎれます、きっと……。 江戸前 ばら鮨
カウンターに降ろして、激写! これにて、完成です。 味を濃いめにしてあり、ご飯と一緒にばくっと食べるとバランスが良いそうです。 一個一個食べても、十分つまみになるとのこと。 パッケージ
パッケージは、こんなデザインです。 渋いですね。 鰭酒用に、河豚の鰭が付いています。 『うまけりゃいい屋に縁の有った方に、“ふく”が来ますように』と天然とらふくの、ヒレをサービスで付けるなんて、粋じゃないですか! というわけで、新幹線に飛び乗り、そそくさと本州の端っこの方の実家に持ち帰り、早速、いただきました。 大将と話し込んでいて、そのまま、お金を払うのを忘れて持ち帰ろうとしたのは、内緒です……。 お家で、しゃもじで、ごっそりすくって、まずは、がっつり口に入れてみました。 おー、美味ぇ!!! 海苔、干瓢、いくら、鯛のおぼろと酢飯が一体となって、複雑な旨味を醸し出しています。 そこに各種具材の味が載っかって、もう、かなり、これでもか、と、ばかりに美味しいです。 ちょっと、食べ始めると、止まらない感じ……。 具材を単体でも、食べてみました。 小鰭は、普段の握りよりもちょっと酢が強い感じです。 鮪のヅケも、少し酸味が強めです。 車海老の黄身酢和えは、甘味があって、美味しいです。 数の子は、ポリポリした食感です。 煮穴子は、鮨の煮穴子よりは、やや硬めの仕上がりに感じました。 酢蓮は、食感が良いです。しゃりしゃり、しゃくしゃくしていて、噛むと気持ちいいです。 山葵も、やや甘味があって、美味しいです。 一個一個食べても、良いのですが、まとめて口に入れた方が、複雑な味がして、美味しいです。 何より、各具材が酢飯と合います。 結構な量がありましたが、なんとか四人で食べきりました。 以下、告知から、一部抜粋です。 今年の年末のご参考まで――。 年末年始の江戸前ばら鮨のご予約について。 引き渡し日時 12月30日〜1月2日(もちろん、元旦も引き渡ししております) お好きな時間をご指定ください。 召し上がる直前に、お店に取りに来て頂くのが望ましいです。 金額 1人前税込み3,500円で、2人前から6人前まで箱の大きさが変わります。 限定250食 大井松田うまけりゃいい屋の江戸前ばら鮨は、完全予約制となっています。 ご注文の際は、お店に、ご連絡ください。 |
奔り(はしり)、盛り(さかり)、名残り(なごり) それぞれの粋、それぞれの風味を堪能してください。
お料理から季節を知る、日本ならではの贅沢を感じていただければ幸いです。